「チアリーダーとして笑顔やエールを発信したい」 Xリーグ・チア2人目のミス・ジャパンを目指す吉田佐弥香

9月29日に都内で開催される『2021ミス・ジャパン日本大会』に岩手県代表として臨む現役Xリーグ・チアリーダーの吉田佐弥香が、「チアリーダーとして多くの人に笑顔やエールを発信したい」と抱負を語った。

社会人アメリカンフットボール『Xリーグ』の昨季王者、『オービックシーガルズ』の専属チアリーダー『SEA-Cheer』のメンバーとして活躍する吉田は、「Xリーグやチアリーダーを多くの人に知ってもらう機会になれたらと考え志願しました」とミス・ジャパンに挑戦した理由を説明する。
小さな頃から踊ることが大好きで、小学校に入ると近所のチアダンス教室に通ってチアを始める。チアを始めてすぐに、NFLでチアリーダーを経験した日本人と会う機会があり、そのときから将来の目標をNFLチアリーダーに定めて、これまでずっと夢を追い求めて踊ってきた。

昨季、シーガルズは日本一に輝いたが、今度は吉田自らが日本のトップに立つ番だ。

ミス・ジャパンは吉田がXリーグのチアリーダーとして活動を始めた2019年に創設されたコンテスト。初代グランプリに輝いたのは、Xリーグ・富士通フロンティアーズのチアリーダーとして当時活動していた土屋炎伽。
土屋が初代ミス・ジャパンに選ばれたと言うニュースを聞いた吉田は衝撃を受たそうで、「チアリーダーとして、女性として素敵だなと感じました。また、チアリーダーの枠を越えて、多くのことにチャレンジしようと思ったきっかけにもなりました」と土屋の存在に背中を押されたと語る。

吉田はミス岩手としてミス・ジャパンに臨むが、昨年の第2回ミス・ジャパンに選ばれたのはミス岩手だった小川千奈さん。
第1回ミス・ジャパンに輝いた土屋と同じXリーグのチアリーダーで、第2回ミス・ジャパンの小川さんと同じミス岩手である吉田は「ミス・ジャパンのDNAを受け継いだ存在」であり、第3回ミス・ジャパンに選ばれるために、ここまで最大限の努力を続けてきた。

チアリーダとミス・ジャパンは「どちらも外見が美しいだけではなく心身ともに優れ、知的であり自立した理想とする女性のロールモデルとして引っ張る存在」と説明する吉田。「アメリカ人女性のロールモデル」と呼ばれるNFLチアリーダーを目指す彼女が、ミス・ジャパンに挑戦するのは必然なのかもしれない。
今季からはバイス・キャプテンとしてSEA-Cheerをまとめる役職を与えられ、言葉だけでなく、行動で見本となるリーダーとして活動している。
「SEA-Cheerを引っ張り、多くの人に知って頂きたいとチームに入った当初から強く思っていました。バイス・キャプテンとしてチーム引っ張るだけでなく、行動する事が大切だなと考えています。その気持ちがミスジャパンに挑戦するきっかけにもなりました」

「グランプリになれる事を信じております」と常に笑顔の吉田は、チアリーダーらしいポジティブなマインドで日本大会に臨む。

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